config root man

Current Path : /compat/linux/proc/self/root/usr/local/share/doc/ruby18/

FreeBSD hs32.drive.ne.jp 9.1-RELEASE FreeBSD 9.1-RELEASE #1: Wed Jan 14 12:18:08 JST 2015 root@hs32.drive.ne.jp:/sys/amd64/compile/hs32 amd64
Upload File :
Current File : //compat/linux/proc/self/root/usr/local/share/doc/ruby18/README.ja

* Rubyとは

Rubyはシンプルかつ強力なオブジェクト指向スクリプト言語です.
Rubyは最初から純粋なオブジェクト指向言語として設計されていま
すから,オブジェクト指向プログラミングを手軽に行う事が出来ま
す.もちろん通常の手続き型のプログラミングも可能です.

Rubyはテキスト処理関係の能力などに優れ,Perlと同じくらい強力
です.さらにシンプルな文法と,例外処理やイテレータなどの機構
によって,より分かりやすいプログラミングが出来ます.


* Rubyの特長

  + シンプルな文法
  + 普通のオブジェクト指向機能(クラス,メソッドコールなど)
  + 特殊なオブジェクト指向機能(Mixin, 特異メソッドなど)
  + 演算子オーバーロード
  + 例外処理機能
  + イテレータとクロージャ
  + ガーベージコレクタ
  + ダイナミックローディング (アーキテクチャによる)
  + 移植性が高い.多くのUNIX上で動くだけでなく,DOSやWindows,
    Mac,BeOSなどの上でも動く


* 入手法

** FTPで

以下の場所においてあります.

  ftp://ftp.ruby-lang.org/pub/ruby/

** Subversionで

本ブランチのRubyの最新のソースコードは次のコマンドで取得できます.

  $ svn co http://svn.ruby-lang.org/repos/ruby/branches/ruby_1_8/

開発先端のソースコードは次のコマンドで取得できます.

  $ svn co http://svn.ruby-lang.org/repos/ruby/trunk/ ruby

他に開発中のブランチの一覧は次のコマンドで見られます.

  $ svn ls http://svn.ruby-lang.org/repos/ruby/branches/


* ホームページ

RubyのホームページのURLは

   http://www.ruby-lang.org/

です.


* メーリングリスト

Rubyのメーリングリストがあります。参加希望の方は

   ruby-list-ctl@ruby-lang.org

まで本文に

   subscribe YourFirstName YourFamilyName
   
と書いて送って下さい。 

Ruby開発者向けメーリングリストもあります。こちらではrubyのバ
グ、将来の仕様拡張など実装上の問題について議論されています。
参加希望の方は

   ruby-dev-ctl@ruby-lang.org

までruby-listと同様の方法でメールしてください。 

Ruby拡張モジュールについて話し合うruby-extメーリングリストと
数学関係の話題について話し合うruby-mathメーリングリストと
英語で話し合うruby-talkメーリングリストもあります。参加方法
はどれも同じです。 


* コンパイル・インストール

以下の手順で行ってください.

  1. もしconfigureファイルが見つからない、もしくは
     configure.inより古いようなら、autoconfを実行して
     新しくconfigureを生成する

  2. configureを実行してMakefileなどを生成する

     環境によってはデフォルトのCコンパイラ用オプションが付き
     ます.configureオプションで optflags=.. warnflags=.. 等
     で上書きできます.

  3. (必要ならば)defines.hを編集する

     多分,必要無いと思います.

  4. (必要ならば)ext/Setupに静的にリンクする拡張モジュールを
     指定する

     ext/Setupに記述したモジュールは静的にリンクされます.

     ダイナミックローディングをサポートしていないアーキテク
     チャではSetupの1行目の「option nodynamic」という行のコ
     メントを外す必要があります.また,このアーキテクチャで
     拡張モジュールを利用するためには,あらかじめ静的にリン
     クしておく必要があります.

  5. makeを実行してコンパイルする

  6. make testでテストを行う.

     「test succeeded」と表示されれば成功です.ただしテスト
     に成功しても完璧だと保証されている訳ではありません.

  7. make install

     rootで作業する必要があるかもしれません.

もし,コンパイル時にエラーが発生した場合にはエラーのログとマ
シン,OSの種類を含むできるだけ詳しいレポートを作者に送ってく
ださると他の方のためにもなります.


* 移植

UNIXであればconfigureがほとんどの差異を吸収してくれるはずで
すが,思わぬ見落としがあった場合(あるに違いない),作者にその
ことをレポートすれば,解決できるかも知れません.

アーキテクチャにもっとも依存するのはGC部です.RubyのGCは対象
のアーキテクチャがsetjmp()によって全てのレジスタを jmp_bufに
格納することと,jmp_bufとスタックが32bitアラインメントされて
いることを仮定しています.特に前者が成立しない場合の対応は非
常に困難でしょう.後者の解決は比較的簡単で,gc.cでスタックを
マークしている部分にアラインメントのバイト数だけずらしてマー
クするコードを追加するだけで済みます.「defined(THINK_C)」で
括られている部分を参考にしてください

# 実際にはRubyはThink Cではコンパイルできません.

レジスタウィンドウを持つCPUでは,レジスタウィンドウをスタッ
クにフラッシュするアセンブラコードを追加する必要があるかも知
れません.


* 配布条件

COPYING.jaファイルを参照してください。


* 著者

コメント,バグレポートその他は matz@netlab.jp まで.
-------------------------------------------------------
created at: Thu Aug  3 11:57:36 JST 1995
Local variables:
mode: indented-text
end:

Man Man